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レアなバイトの月収は4万円:アクション俳優の副業の体験談

今年夏に会社を退職後、フリーライターとしてのキャリアをスタートさせました。

社会人バスケットボールのクラブチームにて、現役でバスケを続けています。
その傍ら、24歳で作詞、作曲、ピアノを独学で始め、鍵盤弾き語りのアマチュアシンガーソングライターとしても活動しています。

 

レアなバイト、アクション俳優の仕事の口コミ

 

株式会社ジョイント、仕事内容はヒーローショーに出演するスーツアクター(アクション俳優)です。

仮面ライダー、戦隊ヒーロー(TV放送時点のシリーズによりますが、私の就業当時はシンケンジャーでした)、プリキュア、アンパンマンのショーがメインで、そのうち男性が主演できたのはプリキュア以外の3種類でした。

 

大型ショッピングモールや地方のお祭りやイベント等のステージに立ち、悪役をヒーローが倒すシナリオの演技やアクションをこなします。

プリキュアとアンパンマンに関しては上記のような悪役退治というよりは子供でもできる簡単な振り付けやダンスがメインです。

ショー出演のために平日は事務所に隣接する道場で殺陣や格闘技、剣技、演技などの全体稽古を行います。

 

ショー本番は台詞入りの音声に従って動くので、台本と併せて音源データも繰り返し聴いて暗記します。

全体稽古が終わった後は、過去のショーのビデオを観て、立ち回りやしぐさなどのチェック、改良点探しを行います。これをするかどうかは各自の都合によりますが、外せない用事がある場合を除いては概ね全員が残っていました。

 

本番は基本的に土日祝日で、市内の大型商業施設のステージか、地方遠征の部隊かは各自のスキル、身長、キャラクター次第で、事務所のスタッフが割り振りを行います。
もしその週は都合で地方遠征への帯同が難しい場合、その旨を申し出れば、多少の融通は利きます。

 

基本的に身長が高い人は、その威圧感で子供たちをより怖がらせるために悪役を担うことが多いです。(親玉役か、参謀役かはショーの内容や実力によります)

 

地方遠征の流れとしては以下です。
1.金曜夜に事務所へ集合し衣装や舞台用の機材、用具などをワゴン車へ積み込み。
2.チームリーダーと裏方スタッフ、アクター全員でワゴン車で現地へ移動。金曜深夜に到着し1泊。
3.午前と午後のショー準備のための舞台設営、演技内容のリハーサルをし本番、2本のショーが終わったら舞台設備を撤去し、次の地方へ再び移動。土曜夜に到着し2泊目(交通費、宿泊費は全て会社負担)
4.日曜も午前、午後のショー準備、本番、撤去を行い帰還。日曜夜に事務所へ戻り、積み込んだ荷物を倉庫へ片付けて解散。

市内や隣町など、日帰りが可能なショーの場合は上記を宿泊なしで行います。

 

アクション俳優のアルバイトのメリットとデメリット

 

 

メリットとしては何といっても「世界が広がる」ことです。

週末に買い物に出かけたら、ショッピングモール内の舞台で仮面ライダーが出ているのを見かける機会はあるかと思いますが、まさかそのアクターを自分ができるなんて夢にも思いませんでした。

 

24~5歳で入った当時、私はなんと最年長でした。
練習生はほとんどが小中高校生で、20歳そこそこのベテランともなると「演者」としてのオーラや格、立ち振る舞いの1つから違います。

 

オールドルーキーとしてもまれるのは抵抗があるかも知れませんが、完全な実力社会ですから周りはそんなこと気にせず、タメ口で話しますしダメ出しも平気でされます。

平日の稽古は厳しく、しかもこの時間は時給にカウントされない完全な「練習時間」ですが、敵味方が入り乱れて闘うシーン・殺陣の練習は何よりも楽しく、成功した時の達成感はお金を忘れさせます。

 

入社にオーディションがあるわけではなく、稽古を積んで実力を磨けば、役回りや適正次第では1年以内で本番のステージに立つことは難しくないと思います。

私は周りよりも身長があったので、悪役にぴったりという理由から稽古半年くらいでデビューしました。

デメリットとしては、この仕事は稼ぐためというよりは「自分磨き」「他ではできない経験」「その道を目指すための修行」のためであり、お金に関しての期待はあまりできない点です。

ショッピングモールのステージショーや地方でのお祭りや大型イベントは通年でやっているわけではないので、毎週末に必ず出演があるとは限りません。

 

加えて、芸能の世界ですので実力がなければ本番への出演を勝ち取ることが難しく、この点でも安定性は度外視した片が得策です。

※ショーによりますが、裏方のスタッフとして帯同できる場合もありますのでこの限りではないです。

 

遠方のイベント主演の場合は金曜~日曜夜にかけての移動時間、距離が膨大で、車で7~8時間かかる街→そこから車で更に5時間かかる街へ移動なんてことはざらです。

みんな学校や本業があるので、慣れるまでは週末にぐったり疲れて月曜を迎える恐れもあります。

 

アクション俳優のアルバイトのここは譲れないポイント!

 

「こんな世界がある」体験は一生ものです。

副業という観点だけ見るのであれば、稼げるバイトとは言い難いです。

しかしこれはれっきとした芸能活動です。

 

しかも事務所に入るために熾烈なオーディションを潜り抜けるほど、入り口のハードルは高くなく、どれだけ稽古に真剣になれるか、演技に本気で向き合えるか、自分次第でいくらでもチャンスは広がります。

 

ベテランアクターさんたちは多くが本業を持つ社会人でしたが、仕事が終わってから道場へ駆けつけ、私たち新米と一緒に汗を流したり、学生たちと一緒にショーのビデオを観て笑い合ったり、人生を楽しんでいました。

 

この仕事だけで生計を立てることや、お金を稼ぐことを主眼とするならばおすすめはできかねますが、学校に行って仕事に行って余暇があって、という人生では決して味わえない経験ができます。

 

私は他人に対してバリアを張っているところがあり、人前に出ることは多くの人が集まる場所に行くことは苦手です。

ただ、人への恐怖感を完全に拭えなくてもいい、緊張したっていい、新しいことに挑戦したい、見たことのない世界を見てみたい、そんな思いを抱いて門を叩いた自分を今でも賞賛できます。一緒に世界を広げてみませんか?


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